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【ブラひろし】津城(合田プロ談)

私の『歴史好き』は相当以前からで、もうかれこれ五十年以上は経つかと思います。 
歴史は年月を経る中で研究が進んだりして認識が変化することも多いのですが、そういった『謎に包まれた過去』を紐解いていくところにロマンを感じる方は多いのではないでしょうか。
 
殊に、年月を経て尚残る『城址』は、戦いの歴史とも言える遺構(全ての城址がそうではありませんが)であり、人間の叡智の名残とも言える優れた歴史遺産です。 

今回訪れた『津城址』は、藤堂家32万3千石の御城でした。
現在の三重県の要衝の地に築かれた大きな御城でしたが、今は本丸と角馬出(西ノ丸)を残すのみと聞いていたので、正直、城址散策に期待をしてはいなかったのです。
ところが中々どうして築城名人だった藤堂高虎の息吹を充分に感じ取ることが出来る遺構だったのに、喜びを感じずにはおれませんでした。
本丸ひとつにも、藤堂高虎の叡智が詰まっていたのです。 

見所の無い城という評価はありますが、今回の城址散策を御一緒された方々には、私の私見ではありましたが、それを充分に御伝えすることが出来たかと思っております。